ProtoSim 活用の授業モデル
学校の先生方の場合、ProtoSim をどのように授業に組み込むか悩まれることもあるかと思います。このページではいくつかの例を紹介します。
授業内で演習に取り組む場合
ProtoSim を中心に 1 コマ以上の授業を構成する場合です。
教科書やスライド資料を用いてざっと概要を説明した後、授業内で ProtoSim を取り扱います。その際、各自ですべてのページを一気に終わらせてから最後にまとめて教員が解説や補足説明を行うパターンと、層ごとに区切ってミッションと解説を行き来するパターンが考えられます。
なお、各自で説明を読み進めながらすべてのページを終わらせるまでに必要な時間の目安は 30 分程度です。個人差もあるため、早く終わった人は「完全版 <追加ミッション>」に取り組むよう促すことも考えられます。
ビジュアルマテリアルとして使用する場合
ProtoSim に 1 コマ以上の授業時間を割くことができない場合です。情報通信ネットワークの仕組みを扱った教材は他にもさまざまありますので、それらと併用するような形です。
ProtoSim の利点の 1 つは、ネットワークの仕組みの全体像が見えることです。他の教材では、ルーティングを手作業で体験できたり、パリティチェックを手品で体験できたりするものがありますが、そうした各学習項目を扱う学習活動を行った後のまとめとして、ProtoSim を活用することが考えられます。
ProtoSim のテキストブックエリアとシミュレータエリアの間に <
のようなボタンがあり、これをクリックすることでテキストブックエリアを非表示にできます。シミュレータエリアのみをプロジェクタや中間モニタで表示し、教員が口頭で説明しながら操作することが可能です。
この例では生徒の皆さんには授業内で ProtoSim を操作いただかないという想定ですが、ProtoSim のコンセプトは「触ってわかる、ネットワークの仕組み。」です。見るだけではなく、ぜひ触って理解を深めていただきたいと考えています。ミッションの自動正誤判定など自学自習を支援する機能も備わっていますので、家庭学習との併用なども検討いただければと思います。